ZIPANG-6 TOKIO 2020 「400年前の歴史の神話世界へ」タイムスリップ!!佐陀神能ユネスコ無形文化遺産登録十周年記念 10/2(日)特別公演開催


神在月に神々が集まる聖地で神と人との神秘的な伝統の美しさの体験を


         ユネスコ無形文化遺産

         佐陀神能



一般社団法人 松江観光協会では、松江の見どころ、自慢の食、伝統文化など、旅する魅力などを随時発信しております。

この度、平成23年にユネスコ無形文化遺産リスト登録された佐陀神能は、令和3年に十周年を迎えました。

これを記念し松江観光協会が事務局を務め、県内外の神楽団体を招聘し「第3回神座-神々への舞-各地に伝わる御神体出現の舞」の特別公演を2022年10月2日(日)に開催する運びとなりました。

 

第3回「神座-神々への舞-」のテーマは、記紀神話の一つである天岩戸神話に代表される「神体出現」。


佐陀神能(松江市)・高千穂神楽(宮崎県)・久見神楽(島根県隠岐の島町)・大土地神楽(島根県出雲市)の4つの神楽団体が、各地に伝わる御神体出現の舞を、令和元年度からの改修工事を終えた舞殿で奉納します。


佐陀神能とは島根県松江市にある佐太神社で、祭礼の中でも重儀とされる「御座替祭」(ござがえさい)に合わせて執り行われる「七座神事」「式三番」「神能」の三つの神事舞を総称したものです。


この形式での神事舞は能方式を取り入れた特徴的な神楽で、古くから行われていたことから、「出雲流神楽の源流」と呼ばれ。全国各地に伝わる里神楽に大きな影響を与えたと言われています。


今回披露される演目の一つ「大社」は、佐太神社の縁起を題材にしたものであり、神社の縁起についてや、神無月ではなく神在月と呼ぶことの由来などを見ることのできる演目となっております。


古くから日本人は想像力を駆使して、神話の世界を楽しんできました。
神楽という演目を通し、神々の物語を重ね合わせ、神在月に神様が集まるという聖地で、身も心も清められていく神秘的なひとときをぜひご体感ください。


一般社団法人 松江観光協会では、癒しと笑顔を提供する"新しい宿泊観光"を楽しんでいただくため、これからもたくさん“いいもの”を発信していきます。



■■佐陀神能の世界へタイムスリップしてみませんか!?■■



佐陀神能は、約400年も続いていると言われている“神事芸能”です。
毎年9月24日、25日に行われる御座替祭(ござがえさい)という神事で奉納されており、神への祭礼の「七座」、祝言の「式三番」、神話劇の「神能」の3部からなっています。


特に「神能」は佐太神社の神官が、京より能を習い覚えて帰りその方式を取り入れ、従来の神楽を格調高いものに創り上げたと伝えられています。


神能の演目は当社の縁起を語る「大社(おおやしろ)」をはじめ十二段からなります。
笛や鼓の軽妙な音色に合わせて、あざやかな衣装を着て、舞手がゆったりと、時に大きく、切れの良い動きを見せ、観客は荘厳な神話の世界を堪能できます。


現在では神職と松江市内の有志による佐陀神能保存会によって伝承しており、9月24日、25日の佐太神社の御座替祭に舞うほか、近隣神社の秋のお祭りなどで奉納しています。


昭和51年国の重要無形民俗文化財に指定され、平成23年にユネスコの無形文化遺産登録されました。


【佐陀神能をもっと楽しめるポイント】

ポイント①  子供たちが魅せる演舞に注目!


佐陀神能保存会では、若者への継承を目的に「子ども佐陀神能体験教室」を行っております。

子供たちが披露する演目の一つ、「八乙女」は鈴と手柴を手に取って、降臨した神をおなぐさめする巫女の舞となります。右手に鈴、左手に榊を持ち、「八乙女の、八乙女の鈴に千早を振りかけて、舞えば御神も納受まします」などと歌いながら舞います。

400年続く伝統の舞を受け継ぐ、子供たちの演舞にぜひご注目ください。


ポイント②  神話をもとに作られたと言われる佐陀神能演目の一つ「大社(おおやしろ)」のストーリー。知っているだけで演目が数倍楽しくなること間違いなし!


登場人物は、朝廷の臣下(しんか)、老人(佐太大神の化身)、佐太大神(さだのおおかみ)、龍神(りゅうじん)から成っております。佐太神社には多くの神秘があると聞いた帝の命令を受けた臣下が佐太神社を訪ね、佐太大神に姿を変えた老人に出会います。老人は、この神社の祭神を慕って八百万の神が集まることから神在月と呼ぶことなどを語り消えてしまいます。


その後、御殿が振動し、金色の光をさして佐太大神が現れ舞を舞うと、龍神が宝の箱を持って現れます。龍神は箱の中から5色の蛇を取り出し大神に捧げ、それを受け取った大神は「八百万の神の父母は我なり」と言って御殿へ入っていった。というお話です。


神在月と呼ばれるようになった由来や、大神・龍神の迫力あるお面、美しい舞に注目しご覧ください。


■■八百万の神が集う神在の社 佐太神社ってどんなところ!?■■ 


奈良時代の『出雲國風土記』、平安時代の『延喜式』にも記載されている古社です。

佐太神社は出雲國三大社の一つとして「佐陀大社」と称えられた御社です。
荘厳な出雲造りの御本殿三社(指定重要文化財)に主祭神の佐太大神をはじめ十二柱の神々をお祀りしています。


主祭神 佐太大神は出雲国で、最も尊いとされる四大神の内の一柱で猿田彦大神と御同神です。佐太大神は「導きの神」として知られています。


また、八百万の神々がお集まりになる神在祭は出雲の国数社で執り行われているものの中でも、文献上最も古く、かつ祭りの形態も古い形を受け伝えており、「神在の社」といわれ、全国各地から広く信仰を集めております。


■■​各地に伝わる御神体出現の舞をご紹介!■■


今回の特別講演では、平成23年にユネスコ無形文化遺産リストに登録され令和3年に十周年を迎えたことを記念し、県内外の神楽団体を招聘し「各地に伝わる御神体出現の舞」を披露いたします。


【隠岐の島(島根県) 久見神楽】



隠岐の神楽は大別すると島前の島前神楽(どうぜんかぐら)、島後の周吉神楽(すきかぐら)、穏地神楽(おちかぐら)があります。島後久見神楽は穏地神楽に含まれ、毎年伊勢命神社の祭礼で、夜半から翌朝の夜明けまで同神社の神楽殿で奉納されます。


隠岐島には古来、特定の神社に属さず、祈祷のための神楽を専業とする社家と呼ばれる神楽師がおり、島後には十三家の社家筋が神楽を伝えましたが、明治の神紙行政の改革でこれらが廃止されました。


明治十三年から久見部落の有志が活動を始め、明治二十二年に島後の西端、都万村油井(現隠岐の島町油井)の社家であった和田家から伝受したのが始まりです。佐陀神能の影響の下に独特の発展を遂げた島後神楽の古態を残し、現在ではその代表的なものとされています。


昭和三十七年(一九六二年)に島根県の無形民俗文化財とされ、昭和五十三年(一九七八年)一月三十一日に国の選択無形民俗文化財となっています。


【宮崎県 高千穂神楽】



高千穂に伝承されております神楽は、天照大神が天岩戸にお穏れになった折、天細女命が岩戸の前で調子面白く舞ったのが始まりとされておりまして、古来私共の先祖は、永い間、高千穂宮を中心に、この神楽を伝承して今日に及んでいます。


昭和五十三年に国の重要無形民俗文化財の指定を受け、昭和五十五年にはヨーロッパで開催された「国際伝統芸能祭」に招待を受けるなど、全国各地で多くの公演を行っております。


その伝承は遠く、神楽研究家の間では、平安末期から鎌倉時代にかけて成立したと言われており、高千穂の夜神楽は、毎年十一月中旬から翌年二月上旬にかけて町内各地区にて三十三番の神楽を夜を徹して奉納し、秋の実りに対する感謝と年の豊穣を祈顆するものであります。


また、当協会にて公開を行っている高千穂神楽は、昭和四十六年から五十年間にわたり代表的な舞を毎晩奉納していることから、平成二十三年には、「高円宮殿下記念地域伝統芸能賞」を、平成二十九年にはサントリー文化財団より「サントリー地域文化賞」という大変名誉ある賞をそれぞれ受賞しておリます。



【出雲市(島根県) 大土地神楽】



大土地神楽は、古くから大土地荒神社の神主によって舞われていましたが、寛政十年(一七九八年)の「祷家純番帳」等の記録によると、宝暦年間(一七六〇年前後)には既に素人神楽が舞われ、その頃から子どもも舞を奉納していることが確認でき、三百年以上途絶えることなく民衆によって受け継がれています。


平成十七年二月には国の「重要無形民俗文化財」に指定されております。その舞い振りや奏楽は、毎年十月の大土地荒神社例祭で、昔ながらの形で受け継がれており、出雲大社の門前町として、盛んだった芝居興行による影響もあってか、とかく観衆を意識し、楽しませる所作・演出が随所に見受けられます。


また能舞の要素が多分に含まれた舞いも残っており、腰に「まくら」を背負った上に衣装を着けるといった、独特な容姿となっています。


現在の活動としては、大土地荒神社例祭はもとより、出雲大社例祭への奉納神楽、県内外での公演もしています。また、固譲り神話の舞台で「稲佐の浜夕刻薔火舞」を自主開催する等、神楽の素晴らしさを一人でも多くの方に知っていただこうと公演活動も行なっております。


【開催概要】


奉祝 佐太神社式年御造営第二期工事舞殿改修工事完成 佐陀神能ユネスコ無形文化遺産登録十周年記念


■第3回「神座 神々への舞」


開催期間:2022年10月2日(日)9:30~17:00

開催場所:佐太神社 舞殿

電話番号:0852-27-5843(松江観光協会)

     0852-82-0668(佐太神社 社務所)

駐車場 :有

料金  :入場無料

その他 :写真撮影はご遠慮ください。

新型コロナウイルス感染症の影響により、中止または延期、内容変更の場合があります。

会場では、入場制限や会場整理を行うことがあります。

また検温や記名にご協力ください。発熱や体調不良時の入場はご遠慮ください。


~スケジュール~


9:10 受付開始

9:30 子供神楽   :真ノ神楽、八乙女

10:15 佐陀神能  :入申、手草

10:40 高千穂神楽 :岩潜りの舞、手刀雄の舞、細女の舞、

          戸取の舞、御神躰の舞

12:20 久見神楽  :神途舞、猿田彦、恵比須

13:30 大土地神楽 :野見宿禰、八千矛

15:10 佐陀神能  :大社、日本武、成就神楽

17:00 閉幕


■■​「神座」を楽しむ前に訪れたい“幸せへと導かれるお参りへ”■■


神在月(旧暦10月)には八百万の神々が、母神(イザナミノミコト)を偲んで集まるとも伝える由緒正しい佐太神社。その摂社である田中神社は、大変珍しい縁切り・縁結びの両参りが出来ることで知られています。

(摂社とは、主祭神に縁の深い神を祀った神社のこと)


佐太神社の主祭神は佐太大神ですが、北殿の御祭神がニニギノミコト。

田中神社は二柱の御后コノハナサクヤヒメとイワナガヒメ。


【縁結びと縁切りのご利益がある珍しい神社・田中神社】


※写真左手が西社、右手が東社社


田中神社は本社北殿の摂社で当社から東へ100メートル離れた飛地に二つのお社が背を向けて建っています。


佐太神社の御本殿に向かっているのが西社で木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)を祀り、「縁結び・安産」、背を向けて建つ東社は磐長姫命(イワナガヒメノミコト)を祀り「縁切り・長寿」の信仰があります。


これは本社北殿の御祭神瓊々杵尊(ニニギノミコト)との物語りに由来します。
瓊々杵尊は姉の磐長姫命と妹の木花開耶姫命をめとりますが、姉は容姿が醜かったので親元へお返しになった。というもので、縁切りの御利益がある神社は全国的にも珍しいようです。


男女の悪縁をはじめなかなか断ち切れない様々な悪縁を除くため、参拝、御祈念に訪れる方が多数あります。



佐太神社の社務所で割符を手に入れ、田中神社で東社→西社の順で願掛けを行い、割符を割って納めましょう。


■「祈願割符」の納め方■


①佐太神社で割符を承ったら、本殿→北殿→南殿→母儀人基社の順で参拝

②田中神社へ移動

③田中神社東社→西社の順で参拝。田中神社の2つの社殿の間で願をかけ割符を2つに割る。

④割符の『絶』の方を納箱に納めましょう。

⑤続いて西社に廻り、割符の『結』の方を決められた札掛けに結びます。


【お参りの後は…ここだけのめずらしい「すましぜんざい」を食べよう​】



ぜんざい発祥の地といわれる佐太神社。佐太神社近く「だんだん家」の「すましぜんざい」は他にはない逸品です。魚介のだしに小豆餡のもちと岩海苔が入った不思議なぜんざいはここでしか食べられません。


■「おいでよ。松江“Re Happy!キャンペーン”」について



松江市ReHappy!キャンペーンは、新型コロナウイルスの影響を受けた観光関連事業者の経済支援および再活性化を目指す取り組みです。


新しい時代に“癒しと笑顔“を提供するために、「楽しい、心地が良い」はもちろん、「安心」して楽しんでいただけるよう、松江市の“新しい宿泊観光“を目指し、皆様にHappyをお届けします。



お問い合わせ

一般社団法人 松江観光協会 島根県松江市中原町19番地 電話:0852-27-5843



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



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恵比須様は昔から漁業、商業の神様として崇拝されています。
舞の中でのコミカルな動きで恵比須様は子ども達にも大人気!


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遠山の霜月祭りが行われる「下栗の里」は、南アルプスを望む飯田市上村の東面傾斜面にある標高800m〜1,000mの地区です。最大傾斜38度の傾斜面に点在する耕地や家屋は、遠山郷を代表する景観を作りあげています。平成21年には「にほんの里100選」にも選ばれました。


ZIPANG TOKIO 2020「遠山郷の霜月祭りは、国の重要無形文化財です!(第一話)」
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花巻市 早池峰神楽

早池峰神楽は大償(おおつぐない)と岳(たけ)の2つの神楽座の総称で、昭和51年(1976年)5月4日、国の重要無形民俗文化財に指定され、平成21年(2009年)にユネスコの無形文化遺産に登録されました。

記録資料等は現存していませんが、岳の早池峰神社に文禄4年(1595年)と記された獅子頭があることや、大償に早池峰山の修験先達をつとめた山陰家から伝えられたという長享2年(1488年)の神楽伝授書があることから、その時代にはすでに神楽が存在していたことになり、その初源は南北朝時代にまで遡るものと考えられ、500年以上の伝統をもつ非常に古い神楽であるといわれています。

また、岳妙泉寺(早池峰神社)の開設が正安2年(1300年)と伝えられているほど早池峰山信仰の歴史が古く、修験山伏が行った祈祷の舞が神楽となったともいわれています。


ZIPANG TOKIO 2020「『早池峰神楽』岩手県花巻市 霊峰早池峰山に500年以上に渡り伝わる伝統の舞」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2644493


一関市 達古袋神楽(たっこたいかぐら)


ZIPANG TOKIO 2020「画像で綴る!早池峰神楽(はやちねかぐら)続編 & 岩手県花巻市『郷土芸能鑑賞会』開催のご案内」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2629632


八戸三社大祭おがみ神社法霊神楽(ほうりょうかぐら)


ZIPANG TOKIO 2020「『八戸三社大祭』神社とともに伝統を守り伝える八戸の人々…義経北行伝説は今も北の大地で生き続けている!後編」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2368694


八戸三社大祭 女子笛太鼓山車


ZIPANG TOKIO 2020「 八戸三社大祭 豪華絢爛 日本一の山車絵巻『前編 』~みどころ ~」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2360064



八戸『えんぶり』とは

国の重要無形民俗文化財「八戸えんぶり」は、八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能。その名は田をならす農具「えぶり」や、「いぶり」(ゆすぶり)に由来すると言われ、冬の間眠っている田の神をゆさぶり起こし、田に魂を込める儀式とされています。

えんぶりの一番の見どころは、太夫(たゆう)と呼ばれる舞手が、馬の頭をかたどった華やかな烏帽子(えぼし)を被り、頭を大きく振る独特の舞。その舞は、稲作の一連の動作である、種まきや田植えなどの動作を表現したものです。

太夫の舞の合間には、子どもたちによる可愛らしい祝福芸が披露され、見る者を楽しませてくれます。


えんぶりの起源

伝説も含め様々な説がありますが、鎌倉時代の始め、南部氏の祖・南部光行(なんぶみつゆき)が奥州の地にやってきた頃に始まったというのが通説。

奥州で迎える初めての正月、酒の勢いで抜刀乱舞となった家来たちの騒ぎを、機転を利かせた農民・藤九郎(とうくろう)がにぎやかに田植歌を歌い、農具を手に持って踊ることで収めました。この出来事が、えんぶりの起源だと言われています。


ZIPANG TOKIO 2020「日本は広い!春を呼ぶ豊穣祈願の舞い『 八戸えんぶり 』本日より~ 国指定重要無形民俗文化財」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2026811


広島県の無形民俗文化財の指定「八岐大蛇」


【芸北神楽】とは

豊かな実りに感謝し奉納する舞いに、神話や伝説を取り入れて神楽化したもので、島根県西部の石見地方から山県郡全域に伝わった主に「旧舞」と言われるものと、石見地方から高田郡を経て終戦後に伝わった主に「新舞」と言われるものとが北広島町東部で合流し、この地方の民俗芸能として伝承され、山県郡、安芸高田市など芸北地域一帯は特に神楽が盛んな地域として知られるようになった。 テンポの比較的緩やかな味わいのある神楽とされる「旧舞」を伝承するもの、またスピード感ある演舞を特徴とする「新舞」を得意とするものあわせて60余の神楽団が北広島町内で活動しており、神楽奉納のほか、各地の神楽イベントへの出演機会も多い。 有田神楽団が舞う神降し、天の岩戸、八岐大蛇の3演目が1954年に、また小原大元神楽が1986年に広島県の無形民俗文化財の指定を受けている。


ZIPANG TOKIO 2020「北広島町といえば神楽 !今も地域に根付いた伝統芸能が受け継がれている 」
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雲南市 龍頭が滝にて スサノオとオロチ


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