1.環境省「つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト」では、森・里・川・海を保全・再生してつなげ、支えることを通じて地域循環共生圏の実現を図るべく、普及啓発活動を行っています。
2.今回、全国規模の信用金庫のネットワーク「よい仕事おこしフェア実行委員会」が開催する「よい仕事おこしフェア」等において、森里川海プロジェクトと連携することとし、協定を締結します。
3.本協定では、森里川海プロジェクトの普及啓発や、SDGs、地域循環共生圏に配慮した事業活動への投融資等について、連携して推進することとしています。
つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト
優良事例ご紹介~千曲市~
「日本の原風景である棚田の景観を継承していく」
実施体制
千曲市、千曲市棚田保全推進会議、立正大学、屋代高等学校附属中学校、更級小学校、
八幡小学校等地元の小学生
都市と農村との交流を図りつつ棚田の耕作を継続することにより、棚田の景観を保全し、
後世へと継承する。
姨捨の棚田は「蓑(みの)・菅笠(すげがさ)の下に隠れる」と例えられる小さな田が、
斜面を埋めているのが特徴の一つ。
大きさも形もまちまちな田の集合が立体的な棚田の綺麗な広がりを作り出している。
田毎の月と姨捨て棚田
~おもかげや 姨ひとりなく 月の友~ 松尾芭蕉
千曲川と姨捨て棚田
時代を越えて愛される姨捨の棚田の原風景。その美しさの理由は、「田の大きさ」と「畦(あぜ)」といわれている。
古くから文人にも愛され、田毎の月としても知られる姨捨の棚田であるが、地元耕作者の高齢化、過疎化により耕作放棄地が増えていた。この日本有数の規模を誇る棚田の景観を後世に残すため、棚田貸します制度(平成8年創設)をはじめ、千曲市棚田保全推進会議の各団体が棚田の保全活動を行っている。
木戸川のサケ漁再開に向けて
~震災の時間をこえて、サケが戻る川へ~
実施体制
木戸川漁業協同組合/楢葉町/アクアマリンふくしま
震災からの復興/地域活性化/サケの増殖事業/内水面漁業の振興/観光振興
福島県いわき市 子供たちと木戸川漁業協同組合による木戸川へのサケ放流
サケ稚魚 木戸川漁業協同組合
木戸川漁業協同組合員によるサケ水揚げの様子
阿武隈山地を源流として、楢葉町で太平洋に注ぐ木戸川は古くからサケ漁が盛んで、毎年、サケ祭りも開催されるなど「木戸川のサケ」は地域のブランドとなっていた。しかし、東日本大震災による津波被害などにより、ふ化場などの施設は壊滅的な打撃を受け、東京電力福島第一原発の事故により、楢葉町も一時は全住民が避難するなど、サケ漁そのものができなくなった。
こうした背景の元、木戸川漁協では、木戸川でのサケ漁再開を目指し、様々な取組を行っている。
概要
つなげよう、支えよう森里川海プロジェクトについて
平成26年12月、森里川海からの恵みが私たちの安全で豊かな暮らしを支えている一方で、様々な課題が顕在化していることを鑑み、森里川海の恵みを将来にわたって享受できるよう、環境・経済・社会の課題を統合的に解決し、脱炭素・資源循環・自然共生社会が同時に実現する「地域循環共生圏」の創造と、これを通じたSDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目指し、普及啓発を推進するためのプロジェクトチームを設置し、普及啓発活動を推進している。
「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトとは?
このプロジェクトは国民全体で
「自然資源(森里川海)を豊かに保ち、その恵みを引き出すこと」
「一人一人が、森里川海の恵みを支える社会をつくること」
を目指している。
「森里川海を保全・再生し、都市部に住む人たちも含めて国民全体で森里川海の保全とそれに関わる人たちをつなげて、支えていく」
プロジェクトなのである。
地域循環共生圏の実践を通じてSDGsの達成を目指す取り組み。
森里川海のつながりが生み出す恵みと資源の循環利用
私たちの暮らしは、自然の恵みに支えられている。
きれいな空気、豊かな水、美味しい食べ物や資材をはじめ、防災・減災機能、生活文化やレクリエーションなど、その種類は数えきれません。
こうした自然を象徴するのが「森」「里」「川」「海」である。
本来、森里川海は互いにつながり、影響し合って恵みを生み出し、循環している。
しかし、行き過ぎた開発や利用・管理の不足などによって、そのつながりが絶たれたり、それぞれの質が下がったりしている。
また、気候変動や人口減少・高齢化といった問題が森里川海とそのつながりの荒廃に拍車をかけ、私たちの暮らしにも影響が現れ始めている。
森里川海とそのつながりの荒廃がもたらす私たちの暮らしへの影響とは?
そこで、環境省は平成26年12月「つなげよう、支えよう森里川海」と銘打って、省内にプロジェクトチームを立ち上げました。
「つなげよう、支えよう森里川海」という名には、「森里川海を保全し、それぞれをつなげる」という意味が込められていますが、森里川海だけではなく、それらに関わる「人」もつなげていくことが大切である。
ライフスタイルシフトに向けた取組
私たち一人ひとりが意識や行動を変えていくことで、森里川海を支えることができる。
買い物をするときは、人や環境にやさしいものを積極的に選んだり、休日は森里川海の中でゆったり過ごすなど、
身近なことからはじめてみてください。
プロジェクトチームについて
プロジェクトチームの構成
森里川海からの恵みが私たちの安全で豊かな暮らしを支えている一方で、様々な課題が顕在化していることに鑑み、森里川海の恵みを将来にわたって享受できるよう、環境・経済・社会の課題を統合的に解決し、脱炭素・資源循環・自然共生社会が同時に実現する「地域循環共生圏」の創造と、これを通じたSDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目指し、普及啓発を推進するためのプロジェクトチーム(以下「プロジェクトチーム」という。)を設置する。
・プロジェクトチームは、チーム長、副チーム長、主査、副主査及びその他チーム員で構成し、助言を得るための外部アドバイザーを置く。
・プロジェクトチームのチーム長は環境事務次官、副チーム長は総合環境政策統括官、自然環境局長とする。
・プロジェクトチームの副チーム長は、環境事務次官が指名する。主査、副主査及びチーム員は、副チーム長が指名する。
・外部アドバイザーは、チーム長が委嘱する。
・プロジェクトチームの会合には、外部アドバイザーの他に外部の有識者等を招聘することができる。
・プロジェクトチームの会合及び関連行事には、希望によりチーム員以外の職員もチーム員と同様の立場で参加することができる。
・プロジェクトチームは、森里川海のつながりや、それとともに暮らすことへの感動と共感を、一人一人のライフスタイルに反映し、「地域循環共生圏」の創造につなげるべく、多様な主体と連携した情報発信・イベント開催等を行うものとする。
よい仕事おこしフェアについて
2012年から、「被災地の復興支援」「信用金庫による地方創生」「日本を明るく元気に」を掲げて、63の信用金庫の協賛を得て始まり、全国の信用金庫の取引を中心に、新たな出会いの場を創出するビジネスマッチングイベントを開催している。
よい仕事おこしネットワークについて
地域活性化・中小企業の発展を目指し、各信用金庫のコーディネーターが連携して、地域の枠を超えた課題解決に取り組んでいる。2019年6月には専用のサイトを開設し、現在209の信用金庫、11,187の企業が登録している。
環境省「つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト」×よい仕事おこしフェア実行委員会 連携発表会開催について
【日 時】2022年5月24日(火)15時00分~16時30分
【会 場】都道府県会館 101大会議室(東京都千代田区平河町2-6-3)
【出席者】<環境省>
環境事務次官 中井 徳太郎
自然環境局長 奥田直久
自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室長 谷貝 雄三
<よい仕事おこしフェア実行委員会> (24信用金庫31名)
盛岡信用金庫 理事長 浅沼 晃
会津信用金庫 理事長 星 幹夫
ひまわり信用金庫 理事長 台 正昭
福島信用金庫 理事長 樋口 郁雄
柏崎信用金庫 理事長 小出 昭夫
高山信用金庫 理事長 坂口 秀平
遠賀信用金庫 理事長 岡部 憲昭
九州ひぜん信用金庫 専務理事 石橋 正広
新庄信用金庫 常務理事 営業推進部長 丹 智弥
花巻信用金庫 常務理事 営業支援部長 冨山 剛
金沢信用金庫 常務理事 広岡 克憲
奈良中央信用金庫 常務理事 中田 照夫
きのくに信用金庫 常務理事 地域支援部長 岩橋 儀幸
たちばな信用金庫 常務理事 業務部長 前田 眞一
大垣西濃信用金庫 理事 営業統括部長 臼井 孝優
石巻信用金庫 業務執行役員 地方創生・地域貢献課長 三浦 夏美
金沢信用金庫 営業店サポート部長 北本 和央
愛媛信用金庫 地域事業振興部長 木内 清
一関信用金庫 営業推進部副部長 桂田 英樹
奈良中央信用金庫 業務推進部副部長 中尾 昌義
しののめ信用金庫 法人営業部・部長代理 髙橋 靖夫
島田掛川信用金庫 地方創生室副室長 澤 賢二
高山信用金庫 営業統括部営業推進課次長 小野 秀樹
きのくに信用金庫 地域支援部次長 北野 充彦
福島信用金庫 総合企画部地域貢献課長 渡辺 裕貴
熊本中央信用金庫 総務部地域支援課長 宗像 洋典
高岡信用金庫 たかしんサポートセンター 事業サポートグループ主任 石坂 実紀
三島信用金庫 営業店支援部調査役 髙橋 保浩
城南信用金庫 理事長 川本 恭治
城南信用金庫 副理事長 下谷 康博
城南信用金庫 常務理事 上原 秀生
(進行)城南信用金庫 地域発展支援部長 卯月 雄一郎
連携事項について
・両者のネットワークを活用した「森里川海プロジェクト」の普及啓発
・SDGsや地域循環共生圏に配慮した事業活動への投融資の推進
・その他、地域社会の持続的な発展のために必要な事
次第について
・開式
・「つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト推進に向けた連携に関する協定」締結式
・挨拶 環境省環境事務次官 中井徳太郎
城南信用金庫理事長 川本恭治
・信用金庫のSDGsの取組みについて
よい仕事おこしフェア実行委員会の信用金庫からの発表
・環境省 自然環境局から情報提供(30by30、TNFD)
・写真撮影
・閉会
傍聴等のお問い合わせ先
城南信用金庫 地域発展支援部 上席調査役 宮川成司
〒141-8710 東京都品川区西五反田7-2-3
TEL:03-3493-8130 FAX:03-3493-1066 携帯:090-8489-3786
E‐mail:chihatu@jsbank.co.jp
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
環境省 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館 電話03-3581-3351
一般社団法人 信州千曲観光局
〒389-0821 長野県千曲市上山田温泉2-12-10 千曲市総合観光会館 電話026-261-0300
紅山子(こうざんし)
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