ZIPANG-6 TOKIO 2020【追悼】日原もとこ氏(特別協力) 11 八世 野村万蔵氏(1959-2004)が創り上げた祝祭 ・・・「大田楽」。


            合掌



大田楽とは

平安時代末期から、京の都を中心に全国各地で一世を風靡し、貴族・武士・大衆の区別なく熱狂を重ねながら室町時代には消滅してしまった「田楽」という芸能がありました。


その田楽のエネルギーはそのままに、各地の伝統芸能や、民俗芸能を盛り込み、さらには西洋の動きや音楽を取り入れ、学術研究家、舞踊家、音楽家、俳優たちとの協働作業により、狂言師の故野村耕介(八世野村万蔵氏(1959-2004)が創り上げた祝祭が「大田楽」です。

色とりどりの花をあしらった大きな笠をまとい、腰鼓や編木をつけて躍る人々、アクロバット、ジャグリング等様々なパフォーマンスが中世の絵巻物さながらに華やかに繰り広げられます。

もう一つの特徴は、お祭りのように老若男女の誰もが参加でき、プロの俳優や演奏家と共に、市民参加として一緒に作り上げていくところです。

市民参加者は本番の1ヶ月~2ヶ月前から稽古を積み重ね、一緒の舞台にたちます。




ZIPANG-2 TOKIO 2020
~大田楽 いけぶくろ絵巻~「今宵は~舞い遊ばん、躍り狂はん!~」


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次回に続く・・・


【寄稿文】 色紐子( いろひもこ ) 日原もとこ

東北芸術工科大学 名誉教授 /風土・色彩文化研究所 主宰 /
日本デザイン学会名誉会員 /日本インテリア学会名誉会員 /



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発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)



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ZIPANG-6 TOKIO 2020

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