合掌
昭和生まれは、パンデミックを超えるための試練の時代だった。
私ども昭和の戦中生まれの世代から見ると、明治生まれの先輩たちに対しては、失礼ながら遥か昔の人種という距離感があった。
ある種の頑迷さと封建制度の名残を確りと受け継ぎ気軽な話が通じない方々。それは、尊崇感と同時に、離れ座敷に住まう方々と捉えていた感がある。
同様に…平成生まれの若い方々から見れば、昭和生まれの人種を見るとき、同様な感覚を以て位置づけているのだろうか?
とはいえ、昭和生まれの最後は1989年12月31日生まれであるけれど、翌日1990年1月1日 (平成元年に入って一番に生まれた人)とは一日遅れの違いだけだから、十把一絡げにはいかない。ある時代を語るとき、大抵は、その時代の大雑把な共通認識によって会話が成立しているようだ。
単純に時代の比較は難しい。例えば明治年間とは
天皇の在位期間で決まるので、その長短によって、印象は大いに異なる筈である。期間が長いほど、大きな出来事の遭遇率は高くなる。
(本文に続く・・・)
昭和時代の天皇家の皆様 ©鎹八咫烏
御室にて、貞明皇后様、天皇陛下、皇后陛下、
後列左より孝宮様、義宮様、東久邇氏、照宮様、皇太子殿下(現上皇様)、順宮様、清宮様
ZIPANG-5 TOKIO 2020 追憶~昭和の時代へ~・・・【寄稿文】日原もとこ
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次回に続く・・・
【寄稿文】 日原もとこ
東北芸術工科大学 名誉教授 /風土・色彩文化研究所 主宰 / まんだら塾 塾長 /
日本デザイン学会名誉会員 /日本インテリア学会名誉会員 /
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発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)
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