“四万十ヒノキ”を使った家具ブランド
「SHIMANTO HINOKI FURNITURE WORKS」が新商品を発売
深山渓谷の雰囲気が漂う…四万十川流域の四万十ヒノキ林
四万十町森林組合 ヒノキ貯木場(市場)大量の四万十ヒノキが整然と積まれている
山の中腹辺りに立ち込めている朝霧は、四万十ヒノキの成長には欠かせない・・・
レンガのように積まれた集成材工場の倉庫は、フィトンチッドの香りが漂い癒される
四万十町森林組合(本社:高知県高岡郡四万十町)は、四万十ヒノキを使った家具ブランド「SHIMANTO HINOKI FURNITURE WORKS(以下、SHFW)」より、3つの新商品「KINO」(スツール)、「ITTO」(ローテーブル)、「MISHI」(シェルフ)を2022年1月吉日より発売しました。
【ブランド紹介】
SHIMANTO HINOKI FURNITURE WORKSとは
四万十川流域に架けられた沈下橋※にディスプレイされた四万十ヒノキを使った家具
※沈下橋とは・・・詳細は巻末をご覧ください。
四国の南西部、四万十川流域で生産される四万十ヒノキ。一帯の年間降水量が東京や大阪の2~3倍に達することで、良質で豊かな香りを持つヒノキが育まれます。
SHIMANTO HINOKI FURNITURE WORKS(以下、SHFW)は、その四万十ヒノキの間伐材だけを材料に、家具をつくっています。
ヒノキ本来の質感と色、香りをいかすために、加工はシンプル、塗装は必要最低限に。だから、できあがったその日から、ゆっくりと時間をかけて風合いが深まっていく、それもSHFWの家具の魅力のひとつです。
ヒノキは日本の固有種。最高級の木材として日本の文化や暮らしに寄り添いつづけるヒノキの素晴らしさをSHFWの家具から感じ取っていただければと思います。
四万十ヒノキの間伐材を使っています
四万十町の民有林面積は約40,000haであり、国有林を含めると町土面積の87%を森林が占めています。四万十町では、若者の定住促進や自伐林家との共生もはかりながら適切な育林と間伐を計画的に行うことで森の豊かさを守っています。
SHFWはその間伐材を使い家具をつくっています。間伐材と言うと曲がっていたり使い道のない木材というイメージもあるかもしれません。実際はそんなことはなく、間伐材も40〜50年かけて育った立派な木材なのです。
商品名の由来
SHFWの家具には、四万十町の地名や、森、川、山、沈下橋の名前等から商品名がつけられています。四万十川をはじめとした豊かな自然や観光スポットがある四万十町の魅力を、SHFWを通じて多くの方に知ってもらいたいと言う願いが込められているのです。
【新商品紹介】
1本のヒノキを、無駄なく使い切る
今回発売する3商品のうち、「ITTO」(ローテーブル)と「KINO」(スツール)は、ヒノキを製材する過程で生じる端材を利用している点が特徴です。端材を使用するため、1点1点大きさや形状は異なりますが、唯一無二の家具としてご愛用いただける商品です。
SHFWは森林を守り育てるためにヒノキの間伐材を原材料とし、限りある資源を無駄なく使い切ることも、四万十の大自然に囲まれた環境で家具づくりをする大切な信念のひとつです。
新商品「ITTO」(ローテーブル)
斜面で育った四万十ヒノキの曲がった根元を切り落とした時にできる、
三角形の端材を組み合わせたローテーブルです。
数十年逞しく生きたヒノキの生命力を感じる、独特なフォルムが特徴です。
端材を利用しているため製品によって形状が異なります。
中心に穴が空いた材や多雨の季節に柔らかい樹皮を虫が食べた後がある材など、
一点一点特有の素材感があります。
サイズや納期に関しては材料によりますので、お問い合わせください。
材料 : Shimanto Hinoki
Size:奥 550mm / 幅 1050mm / 高 350mm
Price:110,000 yen(tax in)
【ITTO:商品名の由来】
「一斗表沈下橋」
四万十町の代表的な沈下橋。
その美しさと四万十川に架かる現存最古の沈下橋として、観光スポットしても親しまれています。
新商品「KINO」(スツール)
製材の過程で丸太から切り落とされた端材を積み上げたスツール。
無骨な見た目ながら、断面や割れ目を細部まで丁寧に磨き上げています。
スツールとしてはもちろん、プランターやサイドテーブルとしてもお使いいただけます。
端材を利用しているため製品によって形状は異なりますが、高さは2タイプ用意。
納期は材料の確保によりますので、お問い合わせください。
材料 : Shimanto Hinoki
Size [High]:直径 280mm / 高さ 450mm
Price:41,800 yen(tax in)
Size [Low]:直径 280mm / 高さ 350mm
Price:38,500 yen(tax in)
【KINO:商品名の由来】
「希ノ川」
SHFWのある大正地区の集落のひとつ。 豊かな自然の中で、いくつもの四万十ヒノキが育まれています。
新商品「MISHI」(シェルフ)
一対の板にヒノキの耳を使ったボックスシェルフ。
加工は最小限に、ヒノキの質感と色を生かしたデザインです。
組み合わせによって、様々なレイアウトでご使用いただけます。
ご注文からの納期は約1ヶ月です。
材料 : Shimanto Hinoki
Size:奥 250mm / 幅 550mm / 高 390mm
Price:7,700 yen(tax in)/ 個
【MISHI:商品名の由来】
「三島」
四万十川中流域にある、四万十川最大の中洲。
キャンプ場や川遊びのスポットとして人気です。
【ブランド概要】
《SHIMANTO HINOKI FURNITURE WORKS》
四万十町森林組合大正集成材工場
〒786-0302 高知県高岡郡四万十町瀬里55-1
電話:0880-27-0175
FAX:0880-27-1032
MAIL:info@shfw.jp
【組合概要】
組合名:四万十町森林組合
代表理事:田村耕一
所在地:高知県高岡郡四万十町古市町10番14号
電話:0880-22-5310
FAX:0880-22-5330
組合員:2,907名(平成30年3月現在)
出資金:249,727(千円)(平成30年3月現在)
設立年月日:平成24年4月1日
※沈下橋とは
四万十川の沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された
欄干のない橋のことです。
伊勢湾台風 昭和34年10月撮影 校庭に流れ込んだ流木(南区白水小学校分校)
(沈下橋は何故⁇わざわざ橋が沈むように設計されているのか不思議でした?流木から橋を護るためだと解り小学生の頃、同じような経験をしたことを思い出しました。
それは、伊勢湾台風により名古屋市が壊滅的な被害を受けた時のこと…名古屋港や名古屋城に続く堀川の貯木場に組んであった筏がバラバラになり、2階まで浸水した民家や学校・工場等を襲ったのでした。老若男女、数千人が亡くなるという一瞬の出来事でした・・・合掌)
緑の山々に青い四万十、そして沈下橋という風景は、もっとも四万十川らしい風景でしょう。河口からいちばん近い沈下橋は、佐田(今成)沈下橋で、橋を渡るときの気分はそう快です。
他に、四万十市内だけでも、深木、高瀬、勝間、口屋内、岩間、長生、中半家、半家の沈下橋があり、いずれも四万十川らしい、川と人との関わりの感じられる風景が見られます。
四万十川にかかる沈下橋
今成橋(通称/佐田沈下橋)
中村駅より車で15分。自転車で40分。バスはあるが不便。
四万十川最下流で最長の沈下橋。もっとも観光客になじみのある沈下橋でシーズン中は多くの観光客で賑わいます。
建設年月日:昭和47年
全長:291.6m
幅員:4.2m
三里沈下橋
中村駅より車で20分。自転車で50分。バスはあるが不便。
下流の今成橋と比べると、訪れる人は少ないですが、夕日に映された風景は絶景です。
建設年月日:昭和38年
全長:145.8m
幅員:3.3m
高瀬沈下橋
中村駅より車で25分。バスは江川崎行で高瀬橋下車。
四万十川で3番目に長い沈下橋です。初夏のホタル見物、夏場のキャンプなどたくさんの観光客で賑わいます。
建設年月日:昭和48年
全長:232.3m
幅員:3.4m
勝間沈下橋
中村駅より車で30分。バスは江川崎行で鵜の江下車。
橋脚が3本ある珍しい沈下橋。釣りバカ日誌14の撮影現場としても有名。
建設年月日:昭和40年
全長:171.4m
幅員:4.4m
屋内大橋(通称/口屋内沈下橋)
中村駅より車で40分。JR江川崎駅より車で30分。
曲線を多様したデザインがユニークな沈下橋です。すぐ下流には支流の中で最も透明度が高いといわれている黒尊川が合流しています。
建設年月日:昭和30年
全長:241.3m
幅員:3.6m
岩間沈下橋
中村駅より車で50分。JR江川崎駅より車で20分。
よくポスターやテレビに登場するのが、この沈下橋です。写真撮影をする観光客が多いことでも知られています。
建設年月日:昭和41年
全長:120.0m
幅員:3.5m
長生沈下橋
JR江川崎駅より車で5分。
キャンプやカヌーで夏場は多くの観光客で賑わう沈下橋です。
建設年月日:昭和35年
全長:120.0m
幅員:3.1m
中半家沈下橋
JR江川崎駅より車で10分。
JRの鉄橋と併せて抜水橋、この沈下橋と3つの異なる橋が比較できます。
建設年月日:昭和51年
全長:125.9m
幅員:4.3m
半家沈下橋
JR江川崎駅より車で15分。
四万十市の中で四万十川にかかる一番上流の沈下橋。急流の中にかかり瀬音や白い水しぶきの流れが楽しめる。秋祭りには、牛鬼や五鹿が渡り、地域の厄払いを行う。
建設年月日:昭和35年
全長:124.5m
幅員:3.3m
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(敬称略)
四万十市役所 〒787-8501 高知県四万十市中村大橋通4丁目10 電話:0880-34-1111(代表)
名古屋市役所 〒460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸3丁目1−1電話: 052-961-1111
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
檜・和文化関連 アーカイブ リンク記事をご覧ください。
ZIPANG-4 TOKIO 2020 深呼吸したくなるマスク 誕生!~フィトンチッドで癒されます~
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8303026/
ZIPANG-3 TOKIO 2020~環境への配慮・貢献が評価~「1本の木のストローがグッドデザイン賞受賞」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/7075825/
ZIPANG-4 TOKIO 2020 秋到来!『ひやおろし』とは?~涼しい季節の風物詩~
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/10558539/
ZIPANG-4 TOKIO 2020 都内で楽しむ!『旅』と『地酒』~旅するように巡るアンテナショップ活用術~
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/10584679/
ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その4)気仙郡住田町 ~ 伝統技術と木質新素材の融合により2020年「日本建築学会作品選奨」受賞 ~
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8893957/
ZIPANG-5 TOKIO 2020「第一回日本和文化グランプリ」結果発表! 主催(一社)日本和文化振興プロジェクト
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/20819550
ZIPANG TOKIO 2020「自然とともに!建築家 藤森照信建築作品 と(公社)インテリア産業協会設立35周年記念インテリアフェスティバル2018」のご案内
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4366578/
ZIPANG-5 TOKIO 2020更に快適なアウトドアライフと、SDGsを目指し ~循環型素材(紙)からできたキッチンの誕生!~
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/23675894/
ZIPANG TOKIO 2020「『ウッドデザイン賞2017』最優秀賞はじめ上位賞25点最終決定!」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3330678/
ZIPANG-2 TOKIO 2020 経済産業省「 伝統的工芸品月間全国大会開催! 」のご案内
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5062913/
ZIPANG-4 TOKIO 2020 菅首相の故郷「秘境温泉と名水」が意味するもの(その3)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/10329427/
ZIPANG-6 TOKIO 2020 古今折衷 ~日本の森を活かせ~地球温暖化に向けて
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/32030438
ZIPANG-3 TOKIO 2020 ~木曽谷の森林・林業の歴史~ 「木の適材適所は素戔男尊(スサノヲノミコト)が宣われました『檜は建築材に』・・・日本書紀」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/5943170/
ZIPANG-3 TOKIO 2020 「 木曽谷の物語 ~木曾五木~ 江戸時代後期『木曽式伐木運材図会』&『妻籠』総檜造りの脇本陣 奥谷!」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/5972833/
ZIPANG-3 TOKIO 2020「日本の町『犬山』木曾の中乗りさんも癒された犬山のゆったりとした木曽川の流れで 『木曽川うかい』を楽しむ」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6234898/
※現在、1600件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。
最新の記事をご覧いただけます。
ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/
最近の記事をご覧いただけます。
ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/
250件ほどの記事をご覧いただけます。
ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/
235件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/
200件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/
615件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
0コメント