ZIPANG-6 TOKIO 2020 歴史のまち加古川 1月8日は、新年恒例の 伝統行事「鶴林寺」修正会(鬼追い)開催

兵庫県加古川市では、589年に聖徳太子建立とされる『鶴林寺(かくりんじ)』の本堂にて修正会(鬼追い)を毎年1月8日に開催しています。



加古川市は、大阪や神戸への交通アクセスがよく、ベッドタウンとしても発展してきました。一方で数多くの古墳や古刹が残されており、黒田官兵衛や聖徳太子ゆかりの地として、歴史深いまちとしても知られています。


鶴林寺(かくりんじ)について

589年、聖徳太子が16歳のとき、仏教を広めるための道場として建立されたと言われており、平安・室町時代の国宝・重要文化財の建築物や仏像、工芸品が数多く残されています。

釈迦三尊と四天王をまつり、「四天王寺聖霊院」と称されたのがこの寺のはじまりといわれ、「播磨の法隆寺」とも呼ばれています。邪念を振り落とし、新たな自分に生まれ変わる『ふりきる門』など、新しいパワースポットも人気を集める、加古川市が世界に誇る歴史的な意味深い名所であります。

修正会(しゅしょうえ)について


本堂の堂内に観衆が入っての開催は2年ぶりとなります。


修正会とは、毎年1月8日に鶴林寺で開催される伝統行事で、「鶴林寺鬼追い」として加古川市無形民俗文化財に指定されています。前年の悪い行いを懺悔し、新年の厄を払う厳粛な儀式なのです。


国宝 鶴林寺 本堂



なお、会場となる本堂は、室町時代の応永4(1397)年建立の国宝建造物として指定されています。 儀式の際に鬼役が着用する『追儺面(ついなめん)』は、室町時代に制作されたと考えられる、県内で最も古い追儺面です。赤鬼面と青鬼面の個性的な表情に要注目です。


除夜の鐘について

鶴林寺の鐘楼は、室町時代の応永14(1407)年に建てられ、国重要文化財に指定されました。鐘楼は2階建ての立派な建物で、普段は入ることができませんが、除夜の鐘を撞く際は人々へ開放されます。



また、梵鐘も鐘楼と同じく国重要文化財に指定されており、約1000年前の高麗時代に朝鮮半島で造られた「朝鮮鐘」なのであります。

形も魅力的ですが、「黄鐘調」という美しい音色を持つことが特徴です。


アクセス

【鶴林寺へのアクセス】

所在地:兵庫県加古川市加古川町北在家424
電話:079-454-7053

〈公共機関でのアクセス〉

・JR「加古川駅」よりバス8分、徒歩15分
・山陽電鉄「尾上の松」より徒歩15分

〈お車でのアクセス〉

加古川バイパス 加古川ランプから10分
山陽自動車道 三木小野インターから30分



追記 (八咫烏のお節介噺)

鶴林寺(かくりんじ)は、兵庫県加古川市にある天台宗の寺院。山号を刀田山(とたさん)と称し、本尊は薬師如来。新西国三十三箇所第27番札所です。

近畿地方に数多くある聖徳太子開基伝承をもつ寺院の1つで、太子建立七大寺の一つとも。
「西の法隆寺」とも称されている播磨地方有数の古寺であります。  



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使


協力(順不同・敬称略)

加古川市役所 〒675-8501 兵庫県加古川市加古川町北在家2000 電話:079-421-2000


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