ZIPANG-6 TOKIO 2020 日本の近代化を象徴する歴史的建造物や日本や東京を象徴するエリアが演出する冬の情景


展開エリアを行幸通りにまで広げた過去最大規模での実施

東京駅と皇居を結ぶ象徴的な場所に環境配慮型のスケートリンクが登場


〈都心の広場・公園的空間の在り方を検証する社会実験〉

Marunouchi Street Park 2022 Winter


2022 年 12 月 1 日(木)〜2022 年 12 月 25 日(日)

※プレオープン期間:11 月 29 日(火)・30 日(水)


7 回目となる「Marunouchi Street Park 2022 Winter」は、「MSP Twinkle Street」をテーマに、多くの人にとって思い出に残るような体験提供するために、展開エリアを丸の内仲通りの 3 ブロックから東京駅前の行幸通りにまで拡大し、過去最大となる規模で実施いたします。


丸の内仲通りに加えた行幸通りでの実施は、公共空間を一体的に活用する数少ない事例であり、日本や東京を象徴する場所での「ウォーカブルなまちづくり」に寄与する取り組みとなります。尚、本事業は「パーク・ストリート東京(*1)」と連携した取り組みです。


(*1)パーク・ストリート東京:車から人中心へのまちづくりを推進するため、道路空間を活用し、人が歩いて楽しむまちを創出する取り組みを一体的に展開すること。2020 年より東京都が地域団体や地元区市等と連携し、一体的に広報・周知する取り組み。


丸の内仲通りには、光の輪投げ、ベンチのメリーゴーランドなどを体験できる心温まる冬のハレの場のエリアや、ストリートピアノの演奏を楽しんだり、きらめく仲通りを背景に写真を撮影したりできる、寒い屋外でも楽しく過ごせるエリアが展開します。


今回は大丸有エリアのホテルや店舗と連携したクリスマスマーケットやキッチンカーの出店も行い、道路上の設置物の様々な形態にチャレンジするなど、新しい冬の風物詩にもなり得るような、多くの人にとって思い出に残る丸の内の冬の情景をお届けします。


仲通り イメージパース


仲通り イメージパース


仲通り イメージパース



◆クリスマスマーケット

・物販店舗(3 店舗):ヴィンテージアクセサリーやアンティーク雑貨、キャンドル、人気キャラクター雑貨の販売

・飲食店舗(2 店舗):チュロスやソーセージなどのホットスナックや、ホットドリンクなどを販売


◆キッチンカー

大丸有エリアを拠点とするホテル・店舗による期間限定のキッチンカーや、丸の内仲通りアーバンテラスでお馴染みのキッチンカーが出店


また初の展開となる行幸通りでは、環境配慮型の樹脂製スケートリンクを使用
「Marunouchi StreetRink」が登場。東京駅前という象徴的な場所で非日常を体験することができます。


行幸通り イメージパース


実施概要

【名 称】 Marunouchi Street Park 2022 Winter

【実施日時】 2022 年 12 月 1 日(木)〜12 月 25 日(日)11 時〜22 時

※プレオープン期間:11 月 29 日(火)・30 日(水)

【実施場所】 丸の内仲通り

(特別区道千第 114 号/丸ビル、丸の内二丁目ビル、丸の内パークビルブロック前)

行幸通り(東京都道 404 号)

【主 催】 Marunouchi Street Park 2022 実行委員会

(構成団体:特定非営利活動法人 大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)

一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会/三菱地所株式会社)

【後 援】 千代田区、東京都(予定)

【総合企画パートナー・運営】株式会社乃村工藝社

【企画協力】 三菱地所プロパティマネジメント株式会社

【特別協力】 LUTZ 株式会社

【協 力】 株式会社 Whaves、株式会社 OmtRak、小岩井農牧株式会社、株式会社小岩井ファームダイニング、ザ・ペニンシュラ東京、

帝国ホテル、東京ステーションホテル、株式会社東京ピーエム、株式会社トーマス、

BROWN ANTIQUES、株式会社ワークストア・トウキョウドウ


大丸有エリア クリスマスイベントのご紹介

・丸の内イルミネーション 2022


         左から丸の内仲通り、TOKYO TORCH Park


今年で 21 年目を迎える恒例イベントで、約 1.2km におよぶメインストリートである丸の内仲通りを中心に、有楽町駅前の東京交通会館から大手町仲通りまで丸の内エリア内 340 本を超える街路樹が、シャンパンゴールド色の LED 約 120 万球で彩られます。


また 2021 年 7 月にグランドオープンし、東京駅日本橋口前の新しいランドマークとなった常盤橋タワー前の大規模屋外広場「TOKYO TORCH Park」においても同時に点灯。


・Marunouchi Bright Christmas 2022 〜YUMING 50th BANZAI〜


松任谷由実さんは棋士の加藤一二三九段らと共に文化功労者に選ばれました。
誠におめでとう御座います。


今年で開業 20 周年を迎えた丸ビルと開業 15 周年を迎えた新丸ビル。丸の内エリアの 2 つの象徴的なビルがアニバーサリーイヤーとなる今年の丸の内のクリスマスは、デビュー50 周年という半世紀にわたる活躍で、音楽業界に限らず、ポップカルチャーに多大なる影響を及ぼしてきた日本を代表するシンガーソングライター、松任谷由実さんとのコラボレーション企画を展開。


期間中は、各会場に松任谷由実さんがデビューした 1970 年代から 2000 年代までの各時代を象徴するカルチャーをテーマに彩られたクリスマスフォトスポットが登場し、松任谷由実さんの名曲に合わせ、“レトロポップカルチャー”の世界観を体感いただけます。


「丸の内」とは?

毎日、国内外問わず多くの人が行き交う東京・丸の内。4,000 を超える企業が集積するビジネス街、丸ビルや新丸ビル、丸の内仲通りなど旬なショップが軒を連ねるショッピング街、東京国際フォーラム、各所に点在する美術館などアートやカルチャーの発信地など、さまざまな魅力ある顔を持つ日本を代表するエリアです。


丸ビル・新丸ビル


行幸通り


仲通り



■歴史的建造物が立ち並ぶ丸の内エリア

丸の内一帯エリアは日本の発展の歴史と革新的な未来が共存しています。現在の皇居に江戶城があった約400 年前、 丸の内という名は、江戶城内にあることが由来しており、当時は、大名屋敷が密集していたことから大名小路とも呼ばれていました。


明治維新以降、陸軍の軍用地として使われた後、この地が大きく変貌を遂げたのは、1894 年(明治 27 年)に 日本初の近代的オフィスビル「三菱一号館」の建設でした。


その後も八重洲町通り(現在の馬場先通り)には、ロンドンビルに似たレンガ造りの建物が次々と作られたことから「一丁倫敦(ロンドン)」と呼ばれるようになります。さらに 1914 年に「東京駅」が開業されると、駅周辺がオフィス街として発展していき、丸の内の中心は「一丁倫敦」から、行幸通りへと北上。


1923 年、英国式煉瓦造りに比べ、効率のよいフロア活用と後期短縮が可能なアメリカ式で建築された丸ビルは、初めてオフィスビルの商業施設であり、昭和における戦前期での国内最大のビルとして誕生しました。


丸ビル完成後のアメリカ式のビルが並んだ行幸通り一帯は「一丁紐育(ニューヨーク)」とも呼ばれ、次々に実業家たちがオフィスを構えると、丸の内は一気に日本の経済の中心地へと発展していきました。


現在、東京の中心地として丸の内一帯は、歴史的な建物から最新のファッションビルまで多彩な建物が見られるエリアとなっています。


中でも日本の近代化の象徴ともなっている「三菱一号館」は、当時、丸の内周辺に設置されていたガス灯とともに 100 年以上の時を経て復元され、明治時代当時の景観が再現されています。


■日本の玄関口「東京駅」と「皇居」を結ぶ行幸通り

行幸通りは、「東京駅丸の内駅舎」から「皇居前内堀通り」を結ぶ、⻑さ 190 メートル、幅 73 メートルの通りのことを指します。


そもそも行幸通りとは、天皇が行幸するために、皇居から東京駅までの移動に利用した道路であることから名づけられ、皇室行事等でのみ道路として利用される由緒正しい通りです。


この通りは 2010 年に整備工事が行われ、2018 年には「行幸通り全体の景観」として、グッドデザイン賞のランドスケープ、土木・構造物部門で金賞に輝いています。


東京駅はもちろん、歴史を感じる和田倉門守衛跡地や馬車道の石畳、異国情緒あふれる街灯など、絵になるスポットがたくさんあり、夜はライトアップされた東京駅を正面から望むことができるのもポイントです。


毎年 12 月に入ると「東京ミチテラス」として「行幸通り」を含む東京駅丸の内駅前広場をイルミネーションが照らし、近年では、ウェディングフォトスポットとしても人気のエリアです。


■街を南北に貫く「仲通り」沿い

2002 年に完成した新しい丸ビルの数年前からの完成とともに丸の内の改築計画がスタートしました。


それまで丸の内はビジネスマンが行き交う街であり、特に丸の内のメインストリートである「丸の内仲通り」は、ビルの 1 階に入居していた金融機関や証券会社の店舗の窓口が閉まる午後 3 時を過ぎるとシャッターが閉められるため閑散としてしまい、休日ともなるとほとんど人通りのない静かな街でした。


丸の内を「ビジネス特化型」から「来ることが楽しくなり、さまざまな交流ができる多様性を持ったまちづくり」に転換すべく、メインストリートの「丸の内仲通り」を中心に再整備され、色々な取り組みが行われてきました。


今や当たり前に道路上で人々がくつろぐ光景も 2015 年から 2 年間のモデル事業を経て、2017 年 4 月から本稼働したものです。


日中(平日 11 時〜15 時、土日祝 11 時〜17 時)、丸の内仲通を交通規制により歩行者に開放し、オープンカフェを展開したり、イスやテーブル、パラソルを設置し、キッチンカーの営業をすることで、日常的にワーカーや来街者の憩いの場、また様々なイベントを開催する場として親しまれています。


2019 年 5 月には初めて連続 5 日間に渡る交通封鎖を実施し Marunouchi Street Park を開催、以降も季節ごとの通りの魅力を活かした道路空間を創出し続け、国内外の多くの人々に慕われる通りとなっています。


■注目の建造物や美術館

Rafael Viñoly 氏が「船」を題材に設計し、巨大なガラス棟で造られた「東京国際フォーラム」をはじめ、過去に連合軍の司令部が置かれた「第一生命館」、昭和初期に建てられ、国の重要文化財に指定されている「明治生命館」など、建築に関心のある人々を魅了する建物が立ち並びます。


また、国宝である古典的美術品が数多く所蔵されている「出光美術館」や日本の近代から現代にいたる美術を総観することができる「東京国立近代美術館」など、日本の美術・アートを学ぶことができます。


一歩足を伸ばせば、魅力あふれる丸の内の様々な顔が見られることでしょう。観光や仕事で疲れた一日の最後には、5 スタークラスのホテルで最高のおもてなしを経験してはどうでしょうか。


日本の一流を、そして壮大な歴史をも感じられる洗練された時間を安全で安心な「丸の内」で楽しみ、日本全国への旅の拠点としてください。



過去に行われたイベント


【丸の内仲通り】White Wight NAKADORI 


【行幸通り】大手町・丸の内・有楽町 夏祭り



【一般の方のお問い合わせ先】

Marunouchi Street Park 2022 実行委員会事務局

・メール:info@marunouchi-sp.com

・電 話:03-6809-5210

※受付時間:
11 月 14 日(月)〜11 月 28 日(月)平日 12 時〜17 時
11 月 29 日(火)〜12 月 25 日(日)全日 11 時〜22 時



【ご参考】大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり 3 団体について

大手町・丸の内・有楽町地区は、公⺠協調によるサステイナブル・ディベロップメントを通じて、約 120ha のまち全域で「新しい価値」「魅力と賑わい」の創造に取り組んでいます。


大丸有まちづくり協議会を中心に公⺠でまちの将来像を合意し、リガーレが賑わいや都市観光を促進、エコッツェリア協会が社会課題の解決や企業連携によるビジネス創発を具体化しています。


■大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)20 周年について

丸ビルが建て替わった 2002 年に発足した当協会は、大丸有エリアが「まちびらき」してからの 20 年間、公的空間の活用やコミュニティ形成等ソフト面でのまちづくりに注力し、エリアの面的な発展に寄与してまいりました。


20 周年を迎えた今年は今までの活動を振り返った上で、「人々の幸福度の向上」をテーマと定め、まちでのあらゆるつながりを促進し、このまちのファンを増やしていくことを目指します。


公的空間活用・コミュニティ形成の大きな 2 本柱は変えず、サステナビリティや多様性に配慮したプロジェクトや、まちの様々なプレイヤーを巻き込んだ参加型のプロジェクト、アプリやメタバースなど DX を利用した新たなまちの発見方法など、時代に即した形で活動を展開してまいります。



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


小岩井農場 杉林の扉が開きフィトンチッドが溢れる・・・これから始まる夢の物語


いま天地を分けた重たい扉が開かれた。

イーハートーブの世界へ向かって新しい旅が始まる

・・・さあ~共に進もう!


宮沢賢治が見たイーハートーブの原像こそは

小岩井農場の景色にあり⁉・・・

宮沢賢治

小岩井農場が登場する作品

● 童話 「狼森と笊森、盗森」「おきなぐさ」「耕耘部の時計」

● 詩 「小岩井農場」「秋田街道」「遠足統率」「春谷暁臥」「母に云ふ」

● 文語詩 「塔中秘事」「青柳教諭を送る」


小岩井農場の季節はめぐる

残雪と真白い雲の冠を被った、大自然界の王様に、羊たちもご挨拶。

長者館放牧地 星と自然館前に広がる羊の放牧地。 4月下旬~11月上旬まで放牧しています。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-4 TOKIO 2020 小岩井農場と宮沢賢治(その1)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/9486454



岩手山 山麓

果てしなき荒野を眺め、驚天動地の夢を描いた巨人がいた ‼

前回の記事で初めて紹介された小岩井農場ですが、実に見事なスケール感をもった画像群には圧倒されましたね〜。 見れば見るほどに日本的な物差しからはみ出た豪壮な大自然、その美しさ ‼

しかし、最も感動したのは、それらが明治の中期、岩手山南麓に拡がる殺伐たる火山系の荒野をひと目見て、これを是非、開拓して農場を創ろうではないかと話を持ち掛けた御仁がいたことです。


山口県萩市 駅前 井上勝 志気像


その人、井上勝氏(1843~1910)とは明治政府の鉄道庁(当時は鉄道局)長官でした。

そして、ご存知 「鉄道の日」とは1872年10月14日に日本初の新橋ー横浜間を結んだ日本初の鉄道が開業した日のこと。その生みの親が「鉄道の父」こと井上勝氏です。

彼は長州五傑の1人でもあり、その銅像はいま、東京駅丸の内側と、故郷の萩駅前に建てられています。

この奇想天外な話。もしもそんな話が可能ならば、とっくに弥生時代からのお百姓プロ達が放っておく筈がありません。つまり…はなからお手上げの法螺吹き噺だったからです。

何故って、それには莫大な財力と、先進的な科学知識、高度な技術力、国や地方の支援体制他、諸々の条件をクリァーする必要があるのです。


左から「小野義眞」 「岩崎弥之助」 「井上勝」


ところが、このアイデアにすぐさま、呼応した方々が居たから堪りません。これって凄い噺ですよね〜 ‼ "三人寄れば文殊の知恵" と申しますが、何と幕末〜明治維新の志士てもある土佐藩の小野義真、同藩、岩崎弥之助、長州藩の井上勝というビッグトリオでした。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-4 TOKIO 2020 新しい自分探しに、そして自分のためのイーハートーブを見つけるために(その2)・・・【寄稿文】日原もとこ
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/9575184



不毛の大地を、緑豊かな大地に

荒野に一本の⽊を植えることから始まった小岩井農場には、不屈の精神でやり遂げた何代にも亘る先人たちの志があります。

広漠たる原野に、植林を開始して百有余年、岩手山南麓の厳しい気候にあわせた独自の施業で、鬱蒼たる森林が形作られました。

現在は木を植えてから最終的に伐採するまでの期間を百年とし、建築を主体とした様々な木材需要に応えるべく、長期間育てた森から優良材の供給を続けています。

また、近年は三菱グループ企業が、小岩井農場で育てた木材を住宅に活用しています。



岩崎久彌(いわさき・ひさや)

(1865~1955) 三菱の創業者、岩崎彌太郎の長男として現在の高知県に生まれる。明治27年(1894年)、三菱合資会社設立と同時に社長に就任、三菱の第三代社長となる。在職20年余、彌之助の展開した諸事業を発展させ、今日の三菱の根幹を築く。明治32年(1899年)、井上勝より小岩井農場を継承。経営基盤の充実を図り森林の創出・充実を目指すとともに、牧畜中心の運営を推し進めた。


小岩井農場 植樹祭


小岩井農場の植樹祭は、緑の大切さの啓蒙と森林資源を守り育てようと1968(昭和43)年から続いております。

近年、地球環境保全の観点から、大気の浄化や水源涵養、さらには緑の環境維持といった森林自体の持つ公益機能が注目されています。

当社では、従来から長期的視点での森林資源の保全および有効活用による環境への貢献に努めています。植樹祭は、当初は従業員向けのものでしたが、現在では従業員だけでなく、OBや社外の方々など、ご家族を含めて一般の方にもご参加いただいており、植樹の輪が広がっています。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-4 TOKIO 2020 小岩井農場と宮沢賢治(その3)~豊かな森林を後世に伝えます~
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/9548644



リビングヘリテージ(生きている文化財)


      小岩井農場 文化財指定建物一覧


国指定重要文化財「小岩井農場施設」

小岩井農場施設は、洋式農場を目指して設立されたシステムで、それを示す一連の建物群が良好な状態で保存されております。

それらはすべて明治末期から昭和初期にかけての建築で、そのほとんどが今もなお、現役で使⽤されているのです。

国指定重要文化財の建物は、総務部門の下丸、育牛部門を置く上丸、飼料を生産する耕耘部門がある中丸の3つの地区に集中しています。

我が国における近代農場の発展過程を知る上でも重要な文化財であり、近代日本の大規模農場経営の歴史を示す建物群として後世に伝えるべきものでありましょう。

近代日本の畜産の歴史が垣間見える農場

小岩井農場の歴史は、我が国の酪農をはじめとする畜産の歴史であり、その生産工程・生産技術の試行錯誤・開発の歴史でもあります。明治末期から昭和初期にかけて建設され、現存している歴史的建造物群はその過程を示す貴重な遺産群です。

国指定される建築物のほとんどが現在も使い続けられている、いわば生きた文化財です。

そこで、⽇本の畜産、酪農業の発展の過程をご覧頂きたいと思います。

小岩井農場のあゆみ

小岩井農場は、明治24年に本格的な洋式農場を目指して井上勝により開設され、共同創設者の小野義眞、岩崎彌之助を含めた各々の頭文字から小岩井農場と命名されました。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-4 TOKIO 2020 リビングヘリテージ(生きている文化財)「小岩井農場施設」について(その4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/9876738



小岩井農場 リビングヘリテージ(生きている文化財)


国指定重要文化財

小岩井農場の敷地内には、重要文化財に指定された明治末期〜昭和初期の建物21棟あり、 そのほとんどが今も現役で使用されています。 大自然の中で、近代日本の畜産の歴史を垣間みることができます。

歴史的建造物群

小岩井農場の創業は1891(明治24)年、いわゆる近現代と歩みを共にしてきたといえます。この度の重要文化財指定においては「我が国における近代農業の発展過程を知る上で重要である」と評価されました。西洋建築にヒントを得た建築群は当時の人々には驚きをもって迎えられた事でしょう。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-4 TOKIO 2020小岩井農場のリビングヘリテージ(生きている文化財)と文化財保護法について(その5)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/9878893



小岩井農場 大晦日、今宵もイルミネーションが点灯しました。


岩手山にかかる雲は大きいね~あれはね、銀河鉄道が流星になって現れる時の駅なんだよ~見えるでしょ~銀河鉄道駅から岩手山のてっぺんに、ひょいと降りた賢治の姿が…森の妖精や、動物や木や花や雪や風や泉や川や霧・・・自然が…ボクら…子供たちと一緒に賢治を待ってるんだ~ 早く来ないかな~クリスマス…きっとマリア観音様も一緒だよ・・・ 


子供たちの夢をのせて走る銀河鉄道だ~!機関車の運転手は…もしかして・・・かな⁉


賢治と小岩井農場の出会い

賢治と⼩岩井農場の最初の接点は、1910(明治43)年、中学二年の秋であったとされています。中学校の登⼭遠⾜に参加し、岩⼿山からの帰り道に⽴ち寄りました。

畜産中心の農場経営になって凡そ10年。ヨーロッパ⾵の牧畜・耕作⾵風景に魅了されたのか、それからは幾度となく農場を訪れています。

中学⼆年の時、寮の同室に武安丈夫という小岩井農場に父親(育⽜部技士・武安陽吉)が勤めていた少年がおり、この少年について、次のような短歌を詠んでいます。


小岩井の育牛長の一人子とこの一冬は机ならぶる


これが、賢治が初めて小岩井農場を登場させた作品ということになります。ただし、実際には丈夫の父陽吉は育牛長ではありませんでした。賢治が勘違いをしたのか、あえて「育⽜長」としたかは定かではありません。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-4 TOKIO 2020 小岩井農場と宮沢賢治(その6)~小岩井の育牛長の一人子とこの一冬は机ならぶる~
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/10027024



岩手県花巻市 宮沢賢治 情報




宮沢賢治 オリジナルグッズの店

(株)林風舎


林風舎 外観


花巻に行かれたら是非お立ち寄りください。


イーハトーブから宇宙まで広がる宮沢賢治の作品の背景については、いつも生まれ育った花巻の風が吹いています。

その風を感じながら、賢治の世界に旅しませんか?

賢治の好きだったミミズクが道案内です。

お連れするのは「林風舎」。

入り口に佇む賢治の後ろ姿が見えませんか?

どうぞお入りください。賢治の心を誰よりも大切に思うオーナーの揃えた一つひとつの作品が語りかけます。

「林風舎」の名前をもらった「北守将軍と三人兄弟の医者」のリンプー医師もニコニコ顔を出すかもしれません。


1F 宮沢賢治グッズ、小物雑貨 2F 喫茶(禁煙)&アクセサリー
(喫茶はお食事は提供しておりません)

2Fではピアノが置かれ、
定期的にミニコンサートが開催されます。


宮沢賢治 オリジナルグッズの店

(株)林風舎
〒025-0092 岩手県花巻市大通り1丁目3-4

電話:0198-22-7010 FAX 0198-24-4101
メールアドレス rinpoo@ktj.biglobe.ne.jp
定休日:毎週木曜日

代表取締役 宮沢和樹



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ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
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ZIPANG-6 TOKIO 2020

これまでの、日本の精神文化と国土の美しさについて再発見に加えて その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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