合掌
住田町と気仙大工は切っても切れぬ関係だった。
この度、記事の見出しが…えっ!#住田町?…続いてえっ!#ケセン大工?…というこの二つのキーワードが目に飛び込んだ時、いきなり私の中でまざまざとトラウマの如き映像が湧き上がるのを禁じ得ませんでした。と同時に、一方で何故か対極にある意外な景色が部分的に綯い交ぜの記憶として残っているのも確かな事なのです。
ケセンと申せばあの気仙地方、三陸沿岸部そしてあの東日本大震災・・・
2011年3月11日、14時46分、東日本大震災が発生した日です。震源地は三陸沖 でしたが、被災地の面積は南北500km.東西200kmに及び、これはマグニチュード9と言う我が国にとっも、観測史上最大の地震だったのです。
あの時は、日本人の誰しもが当事者でなくとも何か手助けしなければ…と、多くのボランティアの方々が現地へと全国から集まりましたよね〜。当時、私は大学での定年退職後、すぐに半官半民の仕事に就き、山形市にいて執務中でした。私のデスクからはガラス越しに、山形城址裏手の濠を隔た先には高木の樹林帯があり、あの地震の瞬間、その森から空が真っ黒になる程、大小の鳥達がぎゃ~ぎゃ〜と阿鼻叫喚の様にて鳴き叫びながらフワーッと垂直に湧き上がったかと思えば、空中で乱高下を繰り返したのち、やがてすべてが視界から消え失せたのです。
カラス類はその後1年間位は殆ど見かけることがありませんでした。(その後の話では被災地が、異常な数のカラスが増えたとか…?)大変不吉な予感を覚えたものです!
(本文に続く・・・)
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ZIPANG-4 TOKIO 2020
黄金の国ジパング『ケセン』(その5)気仙地方と気仙大工・・・
【寄稿文】紅山子 日原もとこ
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次回に続く・・・
【寄稿文】 紅山子( こうざんし ) 日原もとこ
東北芸術工科大学 名誉教授 / 風土・色彩文化研究所 主宰 /
日本デザイン学会名誉会員 / 日本インテリア学会名誉会員 /
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発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)
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