ZIPANG-6 TOKIO 2020 ~ 東日本大震災から10年 ~「ある日、あの場所」


西会津国際芸術村(福島県耶麻郡西会津町、指定管理者:一般社団法人BOOT)では、2021年11月23日から2022年1月30日までの会期で
「ある日、あの場所」展を開催します。


どんな写真だろう…懐かしい木造校舎の床板を履みしめる音がそんな風に聞こえてきます

展示会場(photo by イガリ タカシ)


ヨウ~久しぶり、お前も来たのか!そう言えば中学一年の春…あの日、誰だったっけな~この階段から転げ落ちたのは⁉奴は元気にしてるかな…ヤツか⁉海人よ…そうか兄貴の船か!波の谷間に命の花が~『兄弟船』か!何時かここで逢おうぜ・・・

展示会場(photo by イガリ タカシ)


・・・・・一瞬、静寂が・・・時が止まったようだ…

展示会場(photo by イガリ タカシ)


双葉郡出身のフォトグラファー、イガリタカシ氏が撮影した写真の展示と震災から現在に至る復興の変遷をたどるパネルを展示します。

本展は、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライトの企画の元進められ、東日本大震災から10年、原発事故で避難を余儀なくされた十二の市町村の今を伝えます。


 

「ある日、あの場所」


■主催者のコメント


2011年のあの日、 福島第一原子力発電所の事故で避難を余儀なくされた南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、川俣町、葛尾村、田村市、川内村の 12の市町村. 10年間で様々な課題を抱えながら、それでも着実に歩みを進めているその12市町村の現状や取り組みを県内外の方に広く知ってもらうため、展示会を開催します。

2021年は東日本大震災から10年の節目と捉えられることが多いですが、震災や原子力災害から立ち上がる「まち」や「ひと」にとっては、これまでも、これからも続いていく時間の一部にすぎません。

地震や津波でも甚大な被害を受けました. 10年間でインフラなどハード面の整備が着実に進んできている地域がある一方、いまだ帰還困難区域に指定されている地域では、許可なしには住み慣れたふるさとに立ち入ることもできず、津波の被害が10年間そのままにされているところもあります。

急速に進んだ過疎や高齢化という点だけに着目すると、原子力発電所の事故という外的要因によって強制的に事態が深刻化した現実に対して大なり小なりあるにせよ、事故がなくてもいずれ直面する未来だったかもしれないし、もしくは原子力発電所の建設によって先送りにしていた過去の課題といま対峙しているのかもしれません。

復興の段階や抱えている課題は12市町村で様々です。今の状況は、復興した、と言えるでしょうか. そうでなければどうなったら復興、と言えるでしょうか。

今回の展示だけでは、原発事故により複雑化した特有の困難さや、それを乗り越えようとする人々の営みのほんの一部しか伝えられないかもしれません. それでも、誰かにとって、ほんの一部でも知るきっかけ、考えるきっかけとなることを願っています。

主催 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライト

 


会場は「西会津国際芸術村」昭和の懐かしさを感じさせる木造校舎(旧新郷中学校)


つくる つたえる かんがえる/西会津国際芸術村NIAV 西会津国際芸術村は、2002年に廃校となった木造校舎(旧新郷中学校)を創造活動・ギャラリー・地域文化の育成・グリーンツーリズムの拠点等に活用している福島県西会津町が管理する文化交流施設です。



■「ある日、あの場所」開催概要

開催期間:2021年11月23日(火)~2022年1月30日(日)
※年末年始休館日 2021年12月27日(月)~2022年1月4日(火)

開館時間:10:00~17:00

開催場所:西会津国際芸術村

住所  :〒969-4622福島県耶麻郡西会津町新郷大字笹川上ノ原道上5752

主催  :福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライト


お問い合わせ先

西会津国際芸術村(指定管理者 一般社団法人BOOT)

電話 : 0241-47-3200 Mail: niav.public@gmail.com



相双地域支援サテライトとは?

福島大学 うつくしまふくしま未来支援センター 相双地域支援サテライト


相双地域の復興を支援

「福島大学うつくしまふくしま未来支援センター※は平成23(2011)年4月、東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故からの復旧・復興の支援を目的に誕生しました。

サテライトは、被災地域と大学をつなぐ現地の拠点として、同24(2012)年6月、川内村に開設。現在は富岡サテライトと浪江サテライトに職員を配置し、被災12市町村を対象とした支援活動を行っています。

私たちは、地域の復興、住民の帰還に向けたさまざまな取り組みを行っています。地域と共に歩む大学として、これからも共に取り組んでまいります。」


楢葉まなび館の水芭蕉。
水芭蕉の花言葉は「美しい想い出」・・・


沿革

平成23年4月(2011年)
福島大学うつくしまふくしま未来支援センター設立

平成24年6月(2012年)
川内村に「いわき・双葉地域支援サテライト」開設

平成27年8月(2015年)
同サテライトを楢葉町に移す 川内村のサテライトは「川内分室」と改変

平成28年4月(2016年)
いわき・双葉地域支援サテライトを「相双地域支援サテライト」と改称

平成29年5月(2017年)
南相馬市に「南相馬分室」開設

令和2年8月 (2020年)
サテライト本所を楢葉町から富岡町に移す

令和3年4月 (2021年)
川内分室、南相馬分室を閉鎖し浪江町にサテライトを新設
「富岡サテライト「浪江サテライト」と改称


※福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライト

 被災12市町村を対象とした 支援活動を行っています。 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライトは、大学の現地拠点として、被災12市町村を対象とした支援活動を行っています。 


3つの支援活動

地域復興支援



被災市町村それぞれの地域が主体となって
復興への取組みを進められることを目指して

町村の枠を超えた連携や復興を進めるための体制づくり、相双地域の外から復興の機運を高める機会の提供等を行っています。

役場中堅職員による意見交換会「ふたばの明日を考える会」/地域課題解決型復興ツアー「そうそうリボーンツアー」/移住・定住の推進に向けた取組みの支援 等


教育環境整備



学ぶことの楽しさを思い出し、
張りのある家庭・学校生活を送ってもらいたい

避難を強いられ仮設校舎などで厳しい環境が続いてきた子どもたちの支援や、再開したばかりの小・中学校、こども園の支援、教育委員会の支援等を行っています。

学びの楽しさを思い出し自己肯定感を育む学習ワークショップの開催/心と身体を解放する身体表現ワークショップの開催/学校と地域を繋ぐコーディネート 等


情報発信



相双地域への関心を持ち続けて、
サテライトの活動を理解してもらうことを目指して

相双地域内外の方へ向けて地域の情報およびサテライトの活動の情報を発信しています。 シンポジウムや特別講演会の開催/サテライト広報誌、ふたばぐるぐるマップの発行/ホームページやFacebook等での情報発信 等



国が東日本大震災からの復興のリーディングプロジェクトとして整備を進める復興道路・三陸沿岸道路(三沿道、延長359㌔)のうち、普代村第16地割から久慈市新井田を結ぶ「野田久慈道路(普代~久慈)」(同25㌔)が12月18日(土)に開通することが決まっています。

東日本大震災10年/三陸沿岸道 全線359㌔つながる、野田久慈道路の開通で、12月18日に供用開始です。この機会に東北へ…そして、西会津国際芸術村へお立ち寄りください。

お待ちしております。



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

相双地域支援サテライト(企画連携担当)
福島大学うつくしまふくしま未来支援センター内
〒960-1296 福島県福島市金谷川1 電話:024-504-2834 Fax:024-504-2833

富岡サテライト
〒979-1192 福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚622-1 富岡町役場内
電話:0240-23-6675/FAX:0240-23-6676

浪江サテライト
〒979-1592 福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字六反田7-2 浪江町役場内
電話/Fax:0240-23-5970

西会津国際芸術村
〒969-4622 福島県耶麻郡西会津町新郷大字笹川上ノ原道上5752 電話 : 0241-47-3200

日原もとこ
東北芸術工科大学 名誉教授 / 風土・色彩文化研究所 主宰 /まんだら塾塾長 /
日本デザイン学会名誉会員 / 日本インテリア学会名誉会員 /



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ZIPANG-6 TOKIO 2020

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